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ここでは、初心者でも"カンタンに"出来るホットワックスのやり方を案内します。
まずは、準備する道具編からどうぞ。


1. 作業台。
チューンナップテーブルがあれば作業が楽ですが、若干お値段しますので最初は週刊誌等を3冊ほど重ねて作業台の代わりにしましょう。
その際、ガムテープ等で固定すると作業が楽です。
両端と中央部の3箇所を支えられるよう準備します。


2. アイロン
ホットワックス専用アイロンがあれば、作業が楽になります。
アイロンを選ぶ際、鉄板が十分に厚い事、温度の調整が楽に出来る物を選びましょう。

【鉄板の厚さについて】
ホットワックスを始める時は、基本的にソールは冷えています。
折角ワックスが熱くなっていても、ソールに触れた瞬間に冷えてしまい瞬時に固ってしまいます。
アイロンの鉄板が厚いと熱を十分に保持しているため、ワックスが瞬時に固まるのを防ぐ事が出来ます。
そんな理由で、鉄板の厚さって意外に大事なのです。


3. ワクシングペーパー
ワクシングペーパーには、主に3つの効果があります。
・ソールが熱で劣化するのを防ぐ。
・ソールの汚れを吸い取ってくれる。
・使用するワックスが少なくて済む。

初めてホットワックスする方は、熱での劣化を防ぐ為にも用意した方がいいでしょう。


4. スクレーパー
ソールに施したワックスを削る為に使います。
何回か削ると角が丸くなってしまうため、出来ればシャープナーも準備しましょう。


5. ブラシ
スクレーパーで削った後の仕上げで使用します。
ナイロンブラシと馬毛ブラシの2種類準備しましょう。


6. ワックス
もちろん、必要です。
最初は、温度帯を気にする必要のない物が楽でいいでしょう。


こんな感じですね。

ホットワックスをする前に、ビンディングを外しましょう。
スキーの場合は外す必要はありませんが、滑り止めが邪魔になるので、ゴム等で抑えましょう。

※ゲレンデで楽しんだ後、車に積む前にビンディングを外して水分をしっかり拭き取ってあげると、エッジの錆防止にもなります。
要らないタオル等を持っていくと便利ですね。

今から外します。

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ビンディングを外す際に、角度をちゃんと控えておきましょう。

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外し終わりました。グリップが太めのドライバーだと楽に外れます。

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で、ひっくり返して、ソールを上にします。

さて、これから本番ですね。
気合入れずに、気楽にやりましょう。

さて、ここから本番です。

まずは、アイロンにスイッチを入れて、利き手じゃない方に持ち、ひっくり返します。

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アイロンの鉄板の上に、ワクシングペーパーを乗せます。

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ワックスを押し付けて溶かし、ペーパーに染み込ませます。
かなり、だばだばになるまで染み込ませてください。

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進行方向にペーパーを引きながら、ゆっくりとアイロンを動かします。
この写真では、左から右へペーパーを引きながら動かしています。
大体、アイロンの後5cm位濡れる位のスピードがちょうどいいです。

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慣れてくると、こんな感じでやっても楽だったりします。

一往復だけではきれいに端から端まで、ワックスを掛けられないと思います。
その時は、慌てて一箇所を何度もやるのではなく、ゆっくりと何度も全体にワックスを掛けるようにしてください。

また、良く語られますが、たまにソールの裏側を触ってみて熱くなっているようなら、一休みして冷やしましょう。
多少暖かくなるのは問題ありませんが、触ってられない程熱くなるのはやりすぎです。

全体にワックスを塗る事が出来たら、十分に冷めるまで放置します。
時間があるのなら、一晩位放置しても全然大丈夫です。

ワックスが十分に冷えて固まったら、スクレーパーで削ります。
手前に傾け、引くようにけずりましょう。

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スクレーパーで削った後、ブラシでの仕上げもあるので、ガリガリ削りまくる必要はありません。

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スクレーパーで削った後、ナイロンブラシで磨き上げます。
ブラシがたわむ位、力というか体重を掛けて磨きます。
全体に2回位行えば十分です。

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さらに、馬毛ブラシで仕上げます。
同じく、ブラシがたわむ位、体重を掛けて磨きます。
これもまた、2回位行えば十分です。


一日滑る事を考えると削りもブラシも、やりすぎる必要はありません。
むしろ、若干残す・仕上げを甘くする位の方がちょうどいいと思います。

以上で、ホットワックス作業は一通り終了となります。

ホットワックスの前後での違いを少し。
霧吹きで水玉を作ってみました。

ワックスが効いていない板では、水玉の形が崩れていますが、効いている板は水をしっかり弾き綺麗な形になっています。

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ちなみに、シーズン終わりの板の保護の際には、スクレーパーで削る必要はありません。
ちょっと厚めにワックスを塗って保管しましょう。

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